行政書士と司法書士 両方の資格を取るには

どちらの試験を先に受けるか?

行政書士資格と司法書士資格は、兼業業種として相性が良く、実際に、行政書士と司法書士の2つの看板を掲げて開業している事務所も数多くある。
さて、この2つの資格を両方とも取ろうとする場合は、どちらを先に受けるべきだろうか?
司法書士資格を取ってから、行政書士資格を取るか、行政書士資格を取ってから、司法書士資格を取るか。
どちらかの選択肢しかないが、最初から両方の資格取得を狙う場合は、後者を選ぶ人も多いようだ。

行政書士資格を先に取るメリット

なぜ、行政書士試験から受験するのだろうか?
行政書士試験と司法書士試験との共通科目は、「民法」「憲法」「商法」である。
>>兼業が多い行政書士
>>行政書士試験と司法書士試験(試験科目)先ほどもお話ししたが、行政書士試験と司法書士試験とでは、行政書士試験の方が易しい。
だから、まず行政書士試験で、この共通する科目を理解しておき、それに詳細な知識をつける形で司法書士試験の勉強をするというやり方は、勉強方法として合理的なのである。

司法書士資格を先に取るメリット

逆に、司法書士資格を先に取得するメリットはあるだろうか?
あえて言うとすれば、実現可能性が高いことかもしれない。

行政書士資格を取ることができても、司法書士資格が取れるとは限らない。
しかし、司法書士試験に合格する力がある人は、そのまま勉強すれば、行政書士試験にも合格できる人がとても多い。
難しい方から先に挑むという方法も、緊張感があって良いかもしれない。

1年で、両方取得?

さて、司法書士試験は、毎年7月で、行政書士試験は、毎年11月だ。
「受験勉強を一回で終わらせたいから、行政書士試験と司法書士試験を1年で両方取ることはできないかな。」
・・・そう思う人もいるかもしれない。

1年で両方の資格を取るのは大変だとは思うが、理屈で考えれば、できなくもない。
7月に司法書士試験が終わるから、行政書士試験までのインターバルは、4ヶ月ある。
4ヶ月あれば、行政書士試験の勉強期間としては、十分である。

だって、民法と憲法と商法は、司法書士試験で勉強済みだからだ。
しかし、ひとつ試験が終わると、糸が切れたように、しばらく何もしたくない人も多いと思うので、自分の気力や体力と相談・・・ということになるだろう。

これまで、行政書士と司法書士という2つの資格について、色々とみてきたが、両者の違いについて、何となく、理解していただけただろうか?
様々なサービスを広範囲にすることができる行政書士と、業務範囲は若干狭いが独占業務を持つ司法書士。
どちらもニーズの多い仕事である。
行政書士を、司法書士を、あるいは両方の資格を、これから目指そうと思った方がいらしたら、まずは試験に向かって、がんばってください!

>>行政書士の業務が分かるインタビュー(提供:フォーサイト)